レキシントンの片隅で

アメリカ、マサチューセッツ州レキシントンのはじっこに住んでいます。

アパートリノベーション

2か月ほど前だろうか、アパートの本部からメールが来た。

 

「おめでとう!あなたの部屋が今回のリノベーションに当選しました!」

「工事は7月に行われます。お楽しみに!」

 

おめでとう・・て。

身に覚えもないのに「当選」というのはだいたい胡散臭いか、

嬉しくないかのどっちかだ。

 

同じ建屋の友達に聞いてみたところ、別の階は対象になっていない模様。

2つ隣の人に聞いたら、リノベーション対象になったそうだ。

やっぱり、順番だよね。。

 

7月は一時帰国の予定なので、工事をずらせないかと夫がメールで問い合わせたところ

「リノベーション期間中は部屋にいなくても大丈夫だよ!(だから変更しないよ!)」

との返事が来たそうだ。

 

部屋の外でたまたまオフィスの兄さんと会ったので、

「リノベーションて何するのん?」と聞いてみたところ

「キッチンの床と設備、全部新しくするよ!すごくよくなるよ!」とのこと。

最近、出て行った人の後はカーペットが撤去されている。

それが心配だったので聞いてみたが

「カーペットはそのままだよ」というので、一安心。

じゃないと、冬が寒すぎる。

「バスルームは?」と聞いてみたら

「やらないよ。キッチンだけ」と言っていた。

 

さて、先週、リノベーション1か月前のお知らせという封筒が来た。

開けて読んでみると、兄さんの言っていたこととは全然違っていた。

床はベッドルーム以外はカーペット撤去。

バスルームも床と洗面台、お風呂は入れ替え。

キッチンだけじゃないじゃん!

そして、それに伴い、「キッチンおよびバスルームの収納はすべて空にしておくこと」

となっていた。

そりゃそうだよね。。。

 

荷物を入れる箱は準備してくれるというので

少しずつ入れているが、たった1年ちょっとでずいぶんいらないものため込んでた。

強制的に断捨離させられる羽目に。。

それはよかったのだが、苦しい。

もう大小20箱はつめた。

でもまだ残ってる。

3日後出発なのに。

これさえなければ、夏休みの子供と一緒にミュージアム行ったりできたはず。。

 

「工事期間中、特に最初の2日間は朝8時から夕方5時まで部屋にいないこと」

となっていた。

うちは夫が残っているが、仕事でちょうどいない時間なので問題ない。

しかし、2つ隣の方は「子どももいるのに、どうしよう。。。」と

頭を抱えていた。

新しくなるのはうれしいが、負担が大きすぎる。

カーペットも無くさないでほしいよ。。

 


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車のエアフィルター交換

先日、車のメンテに行ってきた。

フィルター交換、タイヤローテーション、オイル交換。

あと、簡単な点検。

 

行ったのは近所にあるところ。

store.vioc.com

 

誰かのおすすめとかではなかったけど、近所で行きやすかった。

まず1台め。

点検保障がついていたので、点検パスポートというのを見せたら

その都度必要なものをやってくれるというもの。

8時からなので、8時ちょっとすぎに行ってみた。

ピットは3つあって、2つはもう埋まっていた。

 

お兄さんが何か言っているが、どうにもわからない。

ごめんね、もう一回言ってとお願いしてみたが

またわからない。

申し訳ないけど、もう一回とお願いしたら、3回目でやっとわかった。

点検中は車に乗っておかないといけないらしい。

それにしても、こんなに聞き返したのに、嫌な顔ひとつせず話してくれたお兄さん。

感じいいなと思った。

終わるまでどのくらいかかるのか聞いたところ、15分という。

速いな!

しかし、15分経っても終わる気配はない。

50分の聞き間違いか?となると長いな。。。

なんだかんだとなんとも中途半端な35分ほどで終了。

いや、いいんですよ。急いでるわけじゃないし。

きっちりやってくれたんなら。。

 

それからしばらくして、オイル交換15%オフのメールが来たので

2台目も持って行くことにした。

また8時過ぎに行った。

その日もすでに2つのピットが埋まっていた。

結構、はやっているのかも。

今度は前回と違うお兄さんだった。

初めて?と聞かれたので

別の車でこの前来たよと答えた。

今度は要領もわかってるし、前回よりわかりやすかった。

 

点検が進んでいき、フィルター交換の段になって、担当のお兄さんが

フィルターはディーラーで交換するより安いんだよと教えてくれた。

多分、純正品じゃないのを使うんだろう。

しかし、在庫がないという。

「ごめん、ディーラーに行って・・・」

今、安いよって宣伝したとこやん!

待ち時間の間に、amazonで検索してみたら、車に合うものが見つかった。

帰ってから、エアコン用とエンジン用の2種類を注文した。

 

さて、フィルターが届いた週末、早速交換してみることにした。

エアコン用の方は助手席側にあって、作業を2回も見たので多分大丈夫。

エンジン用はマニュアルに載っていた。

果たして、2つ合わせても5分とかからず作業終了。

ものすごく簡単だった。

今度から自分でやることにした。

 

部屋に帰ってくると、次男が「何してたん?」と聞く。

車のフィルター交換してたと答えると

「洗ったん?」と聞く。

「違う、新しいのに交換してん」と答えたが

洗ってもよかったんかもしれない。。

水洗いせずとも、掃除機できれいになったかも。

ああ、古いのはもうダストシュートに入れちゃったよ。

ちょっともったいなかったかな?

まあ、いいか。次は時々掃除機で吸ってやったら長持ちかもしれない。

 

 


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ルッコラ納豆

私は特に日本の食べ物にこだわることはない。

作る料理も、和食でもなく、中華でもなく

自分の料理ということが多い。

だから日本食のあるスーパーに足繁く通うこともない。

 

平日包丁を研いでもらえるので

それを目的に月に1度か2か月に1度通っている。

その時に何も買わないのも悪いので

主に納豆を買って帰る。

こだわりのメーカーなどない。

その時のお買い得品を買って帰るのである。

 

日本にいた時は3パックで60円以下で買えていた納豆も

こちらでは200円を超える。

だからせめてお買い得品を・・・となる。

以前は毎日のように食べていた納豆だが

今はそんな贅沢できない。

 

こちらに来てから見つけた食べ方で私が気に入っているのが

ルッコラと納豆を一緒に食べるというもの。

カイワレ納豆ほどのみずみずしさはないが

癖のあるルッコラに納豆がよく合うと思っている。

こちらではルッコラは大きなパックで売っていたりする。

かなり一般的な野菜だ。

 

ただ、ルッコラの香りとか苦みとかが子供には不評なので

あまりたくさん買うこともない。

量り売りで少量買うのみである。

普段はそれをサラダに混ぜたりして食べるのだが

たまにルッコラ納豆にして食べる。

 

今日の昼にも食べた。

時々の私の小さな楽しみ。

 

 


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おつとめばばあ

日本でもそうだったけど

アメリカに来てからも、スーパーでおつとめ品をチェックする。

おつとめ品とは、賞味期限とか、傷とか、訳あって安くなっているもの。

 

よく買うのは缶のトマトソース。

200gほどのお手軽サイズ。

落としたのか、なんなのか、これがへこんで変形したものが

よくおつとめコーナーに置いてある。

缶詰だから、開いてなければ中身に問題はないのに半額。

当然、これを買う。

 

お肉もよく買う。

当日使うなら、半額でいいやん。

カマンベールチーズなんかも。

機械的に設定された賞味期限なのだから、気にしなくていい。

 

ファームでは野菜も買う。

良く買うのはパプリカ。

ちょっと古くなっているのもあるけど

ただ形が悪いだけっていうのもある。

それで安いんだから、買わない理由がない。

 

私がおつとめ品を買う理由にはもうひとつある。

食べたことない物をお試しするため。

せっかく日本の外に出ているのだから

ここで初めて出会った物も食べてみたいのだが

値段が高いと失敗した時のダメージが大きい。

でも、おつとめ品なら安いので気兼ねなくチャレンジできる。

最近買ってみておいしいと思ったのはリフライドビーンズ。

400gサイズの缶に、ペースト状になった豆がみっちりと詰まっている。

予想していたよりもはるかにつぶされていて、ねっちりしていた。

ポークビーンズにしてみようと思って開けたのだが

いざ入れてみると、豆のシチューになった。

しかし、家族には好評。

「これ、おいしい」「何?」

「豆だよ。予想と違うもんだったけど。」

「また作って!」

ということで、先日おつとめ品ではないが、追加で買ってきた。

 

こうして、買い物の度にかなりの頻度でおつとめ品を買っている。

ある日、長男が言った。

「(近所のスーパーで)あの人いっつもおつとめ品ばっかり買ってるなって思われてる」

「絶対、陰でおつとめばばあって言われてるで!」

おつとめばばあ、大いに結構である。

 

 


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学期末パーティ

シニアセンターに英語を習いに行っている。

主におばあちゃんの先生。

おじいちゃん先生のクラスもある。

昨日は春の学期最後の日だったので

持ち寄りパーティがあった。

 

私のクラスは3人だけど、私しか来てなかった。

先生が、あとの人らはどうしたんかな?と言っていた。

一人はイスラム教徒なので

「多分、彼女はラマダン(断食期間?)じゃないかな?」と言うと

「ああ、ラマダン、そうだね。確かにそうだわ」と納得していた。

 

隣のおじいちゃんクラスの人は誰も来てなかった。

私のクラスの女性といつも一緒に来ているので

もしかしたら、彼女たちもラマダンなのかもしれない。

日本にいると気づきにくいが、宗教上食べ物に制限のある人は多い。

そういう人は、このようなパーティは参加しにくいだろうなと思った。

 

私は照り焼きチキンと、きゅうりの浅漬けを持って行った。

チキンはわりと好評だったけど、浅漬けはイマイチかな。

 

先生の一人でいつもキッシュを持ってくる人がいる。

今回も持ってきていた。

いつも、すごくおいしい。

作るのは簡単よ、と言っていたけど

私にはハードルが高いかなー。

 

一人の日本人が持ってきていた草餅が好評だった。

私の隣に座っていたモンゴル人のおばちゃんが

「これおいしい。好きだわ」といくつも食べていた。

 

私がおいしいなと思ったのはロシア女性が持ってきていた卵のサラダ。

卵サンドイッチの中と同じようなものなんだけど

ネギとディルが入っている。

さわやかで、いつまでも食べられる感じ。

ワインにも合いそう。

これは真似して作ってみるつもり。

 

そのロシア人女性、前回も歌を歌ったが

今回も「みんな、歌うから静かにして」と言って歌いだした。

いかにもロシアっぽいメロディ。

ロシア語なので、ときどき英語の解説入り。

すると隣のモンゴル人のおばちゃんが突然一緒に歌いだした。

「知ってんの!」すごいなと思ったけど

さらに彼女は歌の後でロシア語で話していた。

英語よりもよっぽどうまい雰囲気だった。

後で聞いてみると、モンゴルの人がみんなロシア語を話せるわけじゃなく

学校で習う第二外国語は英語なんだそう。

モンゴルはロシアの隣でしょ、それで、その反対隣が中国。

ジャーナリストだったというので、ロシアに近いところで働いていたのかな?

いろいろ細かいことは聞けず。。

 

最後に修了証をもらった。

くじびきで鉢植えの花を当てて

機嫌よく帰宅。

 

ハーフデイの子どもたちが帰ってきていた。

自分、おなか一杯なのに、ごはん作らなあかん。。。

 

 


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To Kill A Mockingbird

先日見た映画の原作を読んでみた。

長男が使っている教科書だ。

まさにこの表紙。同じものだ。

 
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こちらは教科書が個人持ちではない。

表紙裏には今まで使ってきた子の名前が書いてある。

6つほど上に日本人の名前があった。

一番下に長男の名前。

 

長男が言うには、同級生で日本語の名字がある子は意外といるらしい。

でも、おじいちゃんが日本人とのハーフだったりすると

もうその子は日本語なんてこれっぽっちも知らないらしい。

そんなこともあるんだな。

 

さて、小説を読み始めて思った。

 

難しい。。。

 

英語を読むときに、いちいち単語を調べてはいけないと言うが

そういうレベルではない。

映画は映像があるから、字幕をつけて何となく理解してきたが

文字だけになるとお手上げだ。

 

いくつか調べてみると

それは宗教の一派の名前だったり

辞書に(文語)と書かれているような固い言葉だったりした。

私には楽しんで読めそうもない。

 

果たして、長男本当に読んでいるのか?

 

帰ってきたところで聞いてみた。

「あんた、これホンマに読んでんの??」

「もちろん、読んでるで」

「私、読んでみたら、めっちゃ難しくて意味わからんねんけど」

せやねん、意味わからんねん」

「ほな、あかんやん!」

「でもな、聞いて!意味わからんけど、読んでんねん」

「それ、意味ないやん!」

 

Englishの成績はFからCだかBだかまで上がってきたらしいが

どういうことなんかな。。

ちなみに、長男が

英語を話さない国から来た子でも、今までF取ってんの見たことないって

言われたようだ。

最低でもCマイナスくらいだと。。

「絶対、あの先生があかんねんで!」と言っていたが

いやいや、十分あなたにも問題ありそうですよ。

 

英語に自信のある方、興味のある方は読んでみてください。

電子書籍もあります。

To Kill A Mockingbird 電子書籍

 


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アラバマ物語

To Kill a Mockingbird

映画アラバマ物語の原題である。


 

 

8年生の長男がEnglishの授業でこの本を読んでいるらしい。

なかなか複雑な話なのだが、映画をみるとわかりやすいと先生が言ったそうだ。

それは同じアパートの同級生のお母さんから聞いた。

アマゾンプライム入ってたよね?

それで見られるらしいから、一緒に見てくれない?と。

 

実際探してみたら、アマゾンプライム対象作品ではなく

お金がかかることが分かった。

どうせ見るなら・・・と同級生に声をかけ

我が家でみんなで見ることになった。

 

6年生の次男も一緒に見ていたが、つまらないと思ったようで

早々に諦めて、宿題をしていた。

 

8年生の男子女子2名ずつ。

おやつをつまみながら、

こんな場面あったかな?

後でこうなるところじゃない?

あの人誰だっけ?

ぽつぽつと話しながら見ている。

もちろん全部英語。。

 

そんな中、長男の発した言葉。

めっちゃアメリカの発音やなー。

 

おいっ!アメリカ映画や!

 

というツッコミを誰かが入れることもなく・・・

この人、ホンマに本読んでるんやろうか?

 

同級生のお母さんたちからは

リーディングの宿題がめちゃくちゃ大変!

と聞くことがあるが

長男が家で教科書を読んでいるのを見たことがないし

そもそも教科書だって見たことない。

学校で読んでるって言うけど

私はいろいろ疑っている。。

 

映画を見たことで、小説の内容理解につながればいいなと思う。

 

レンタル期間は24時間だったので

翌日私が一人で見てみた。

どうしても大事そうな単語だけチェックしながら

なんとなくの理解で見ていたが、だいたいわかった気がする。

エンターテイメント性のある作品ではないので、

面白かった!!!

という感想は出てこない。

しみじみじんわりとする作品だった。

教科書にするだけのことはあるという内容。

父親の仕事ぶりがかっこよかった。

暴行に来た集団に立ち向かうところなど。

 

残り10分くらいのところで24時間がきてしまい

全部を見ることができなかったが

長男に聞くと、その後は何にもないで・・とのこと。

にわかに信じてはいけないと思うが

この作風で大どんでん返しもなかろうと予想した。

英語の理解が不十分なこともあるし

内容についても、もやもやしたところは残った。

長男の教科書を借りて読んでみようと思う。

 

興味のある方は以下のリンクからどうぞ。 

アラバマ物語(本、DVDなど)

 


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