レキシントンの片隅で

アメリカ、マサチューセッツ州レキシントンのはじっこに住んでいます。

スノーデイ

火曜日は結局すごい雪だった。

朝はそうでもなかったが

昼にかけてぐんぐん積もっていった。

昼を過ぎる頃には隣町ベルモントは翌日の休校を決定していた。

水曜日の天気予報は晴れ。

雪はもう降らない予定なのに。

 

近隣の町が次々と休校を決定してると友達が教えてくれた。

それはどこでわかるのか聞いてみたら、意外、テレビにテロップが出てるとのこと。

 

テレビなんて、サッカー見るか、DVD又はWiiにしか使ってなかったよ。

早速教えられたチャンネル507の7ニュースを見てみた。

確かにあちこちで休校してる。

レキシントンは連絡のないままだ。

 

ニュースを見てるとあちこちで事故発生。木も倒れてる。停電もある様子。

 

こんな日には出ちゃダメだな。

除雪が全く追いついてない。

うちの前も午前中に除雪してくれていたが、30分後にはまたすっかり積もってしまっていた。

それ以後来なかったところを見ると、雪が止むまで待つことにしたのかなと思った。

 

子供たちはアパートのジムに走りに行ったが、途中の道も全然除雪はされていなかったようだ。

 

とにかくどんどん降っていた。

 

結局19時前に一斉電話が来て、翌日の休校が決まった。

 

翌日。快晴。

アパートの庭では小さい子たちがソリ遊びをしていた。

 

うちは車の雪下ろし。

まず長男が一人で行ったが、早々に挫折して帰宅。

私と次男で続きを。

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確かに前より積もってる。

ある程度雪をどかして、車の前をきれいにしたら、車を動かして、広い場所で作業。

あとは日向に停めておけば大丈夫。

 

終わったら、やっぱり雪だるまを作りたくなった様子。

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長男も呼んできて、180cmくらいの大きなだるまにしてた。

 

のんびりしたスノーデイだった。

 

今日はやっと学校なのに

ハーフデイでお昼に帰ってくる。

久しぶりの弁当がつらかったので

それでもいいかと思った。

 


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Nor'easter ノーイースター

本日、スノーデーで休校になっている。

おとといくらいから、雪が降りそうだと思っていたが

昨日アパートのオフィスからアラートがあった。

オフィスはクローズするし、シャトルバスも運休とのこと。

 

レキシントンパブリックスクール本部からも電話があった。

自動音声の一斉電話。

受けた瞬間にスピーカーをオンにして聞いていたら、次男がニヤリとした。

明日学校休みってわかったんやね。。

 

以前、オフィスからのアラートを読んでいると聞きなれないワードがあった。

「Nor'easter」

どうやら、「台風」とか「春一番」とか

季節限定の強い風の様子ではないかと想像できた。

調べてみようと思いながら、そのまま放置していたが

今回のアラートにまた同じワードが載っていたので調べてみた。

予想は当たっていた。

 

ノーイースター - Wikipedia

 

冬から早春にかけて発生する発達した温帯低気圧とのことだった。

確かに風はすごく強い。

前回の Nor'easter ではあまりの強風に

Watertown の Arsenal Street で電柱が何本も倒れていた。

当然周辺は停電していたことだろう。

 

今日は火曜日だが、先週の木曜日の雪はすごく重かったようで

その重みに耐えかねた木の枝が折れたり、木が裂けたり、倒れたりしていた。

「雪つり」の必要性を心から理解できた。

木の枝が折れたり、木が倒れたりするときに

電線をひっかけてしまうことがあればたちまち停電発生だ。

中学校の入り口も木が倒れて道を半分ふさいでいたので

金曜日も休みになっていた。

小学校が2つ停電になっていたようだし、

高校は避難所になっていたし

休みにしたのは仕方ないことかもしれない。

レキシントンでは金曜日の時点でまだ3000世帯が停電中とのことだった。

意外と被害すごい。。

 

今日の雪はさらさらしていそうだが

風はやはり強いので、木や電柱が倒れて停電になったら嫌やなあと思っている。

暖房やお湯は電気だから、たちまち困るだろうなと思う。

 

MEMA (@MassEMA) | Twitter

しかし、これ見ると結構積もりそうやんなあ・・・。

 

 


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世界のどこにいようと

ご近所さんが転勤で引っ越しすることになった。

長男と同級生の男子と、次男より2歳下の男子がいて

仲良くしてもらっていたのだが

つい1か月半ほど前に帰国してしまい

今はお父さんだけが住んでいた。

 

そのお父さんが引っ越していくことになったのだ。

 

子どもの送迎を交代でしたり

ちょっと子どもを預かってもらったり

いろいろお世話になった。

 

今はもうお父さんだけなので、会うこともないのだが

引越しのお知らせメッセージが届いたとき寂しく思った。

 

メッセージの最後に

「家族一同、世界のどこにいようと、今後とも末永くお付き合いください」

と書かれていた。

それが心にじーんときた。

 

私たちは関西から、その家族は関東からここにやってきた。

多分、日本にそのまま住んでいたら会うこともなかっただろう。

ここで出会えたのは何かの縁だと思う。

 

お父さんは子どものころ、外国のインターナショナルスクールに通っていたそうだ。

その時の同級生と東京で飲んだりすることもあると言っていた。

 

だから、今回さよならすることになるけど

また世界のどこかで会うことがあるかもしれないなあと思う。

 

よく世間は狭いって言うけど

世界は狭いと言えるようになるのかもしれないと思った。

 

 


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旅行中の不安

2月の休みに旅行を計画していた。

行き先はアイスランド

オーロラが見たくて、最初はアラスカに行こうとしたけど

飛行機が不便で、アイスランドになった。

実はこの辺りよりも寒くない・・・らしい。

 

さて、日曜日に出発を控えたの金曜日のこと。

我が家では各自で弁当容器を洗うことになっている。

次男がそれを忘れて寝てしまった時、代わりに長男が洗ったので

今回は次男に洗ってくれと頼んでいた。

しかし、次男が探しても弁当の袋がない。

長男はそんなはずはないと言うが

シンプルなカバンなので、ちょっと探せば見つからないわけがない。

 

果たして、こんな日に長男は弁当セットを学校に置いてきていた。

帰ってすぐに気づけばいいけど、もう夜。

明日からホリデーなので、土曜日に誰か学校にいることもないだろう。

まるまる一週間、学校のロッカーに置きっぱなし確定の弁当容器。。

それを洗うのはもちろん長男だが、どうなっているのか考えると気が滅入る。

 

結局、旅行中にずっとそのことが頭にあって楽しめなかった・・・

ということはなかったのでよかった。

 

実は長男は以前にも別件でやらかしている。

 

イギリスにいた頃のこと。

ある時期、長男がトイレの後で水を流し忘れる事態が頻発していた。

長い旅行に出かけたのはその頃だった。

家を出て、空港へ向かう地下鉄の中で長男が言った。

「トイレ、流してないかもしれへん・・・」

 

もちろん大きいほうである。

普段、ちょっと流さず置いていても異臭が漂っていたのに

これから2週間、それを放置するのだ。

狭いアパート、どんな大変なことになるのだろうか??と落ち込んだ。

 

この時もそのことで頭がいっぱいになることはなく

旅行も楽しんだので良かったが、時々思い出しては暗い気持ちになった。

 

帰ってきて、玄関ドアを開けると部屋の中は臭くなかった。

トイレのふたを開けてみても大丈夫だった。

 

嫌な気持ちになった時間を返してくれと思ったが

まあ、何事もなくてよかったのだ。

結果オーライ。。

 

 


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とつぜん雪

朝方、ベッドの中で「何だかスースーするなー、ちょっと寒いなー」

と思いながらうとうとしていたが、起きてみたら雪が積もっていた。

しかも10cmくらいはありそうだった。

 

昨日の時点で雪の予報が出ていなかったので

車のワイパーも立てていなかった。

あー、雪かき行かなあかんなー・・・と思ったけど

明日の予想最高気温が9℃、明後日が17℃、その次が20℃だったので

絶対解けるよねと思って、雪かきには行かないことにした。

今日から旅行で車も使わないし。

 

こちらに住んでいる人によると

例年、2月が一番寒く、冬の間は雪がなくなることがないそうだ。

しかし、今年は雪が降り始めるのが遅かったが

年末までに寒波が来てぐっと冷え込み、

その後は異常に気温の高い日があったりして

積もった雪が解けてしまうことがあった。

 

今日も今のところは完全雪景色だが

それも数日後には雪はすっかりなくなっていそう。

 

寒くないのはありがたいが、あまりに気温が上下すると

体調も崩れがちなので気をつけなくてはいけない。

 

フロリダのディズニーワールドに行っていた時も

ほんの5日間だったが、Tシャツ一枚で十分な日もあれば

薄手のダウンを着た日もあった。

朝昼夜でも気温がずいぶん違うので、リュックに各自服を詰めて行った。

一日の気温差が大きいのは荷物も増えるし、体も疲れる。

 

だからって、家の中にいてばかりでは今度は気が滅入る。

 

元気に楽しく過ごせる方法を探せないまま

春が見えてきたような気がする。

 

 


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今更クリスマスのこと

子どもの学校が冬休みに入ってすぐにフロリダに行った。

ディズニーワールドとNASAが目的。

当初の予定は、着いた日はちょっとのんびりして

翌日から4日間ディズニーワールドと思っていたけど

公式サイトで買う4日間チケットと会社サイトで買う5日間チケットでは

会社のサイトの5日間の方が安かったので

思い切って到着すぐから行くことにした。

 

事前に友達から「めっちゃ混んでるよ!」と聞いていた。

ニューイングランドの人がごっそり行くからね!と。

確かにそんな感じ。すごい人。

マジックキングダムの花火が始まる前は通路がびっちりふさがって

行きたいほうへ行けなくなるくらいだった。

ファストパスもせっかく取ったのにハズレな内容だったり

長い列にも並んで、だんだん修行のように思えてきたけど

総合的には楽しかった。

 

アニマルキングダムでエベレストに乗った時

途中で写真を撮られるけど、いかにおもしろく写れるかって競争したりした。

シングルライダーなら待ち時間5-10分で乗れたので、4回も乗った。

私が最後に乗った時の写真は、全員私みたいな人ばっかりで

みんなそれぞれカメラに向かってポーズしていた。

 

ディズニーワールド5日間の後にNASAに行った。

ここもすごく混んでいた。

バスツアーは一番に行ったほうがいいと思う。。

当然全部英語だから、展示もアナウンスもよくわからないところもあった。

それでもロケットやスペースシャトルの実物には感動した。

シャトルの展示のところにいた係員のおじいさんに

「何か質問ある?」と聞かれて

めちゃくちゃ聞きたいことたくさんあったのに、ほとんど聞けなかった。

おじいさんは宇宙飛行士ではなかったが

シャトル開発にかかわっていたんだと教えてくれた。

 

アメリカに来てから、サービスの残念さや、仕事をちゃんとしない人に当たったりして

なんだかすごく失望していたところがあったけど

宇宙開発の分野においてはやっぱりアメリカはすごい国だなと思った。

へんな言い方かもしれないけど、アメリカ見直した。

やっぱりすごいところあるんだって。

 

クリスマスシーズンのフロリダは、とても混んでいるので

2月や4月の休みで行くのがいいらしい。知らなかったよ。

それでもディズニーワールドは混んでるらしいけど、クリスマスよりはマシだって。

 


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運転免許 - 路上試験2

ロングのダウンを脱ぎたかったが、そんな時間もなく

車に乗り込んだ。白のセダン。日本車。

試験官は「ザ・アメリカン」なちょっと赤毛の人だった。

スポンサーの兄さんは、サングラスをかけていた。

 

「やあ、今日はどうだい?」

「どうも、いい感じです。。」

シートベルトをして、シートの位置、ミラーの調整をする。

「あんた、日本人だね。日本の免許は持ってるの?」

「持ってます」

「どのくらい?長いこと?」

「もう20年以上かな」

「そっか、そりゃすごい。じゃあ、後ろ確認してから出発、右に曲がって」

 

あれ、ハンドシグナルせえへんの?

寒いし、窓も開けたくないんかな?

そういえば、誰もやってなかったな。

 

路駐の多い住宅街をとろとろと走っていく。

ていうか、狭いし、とろとろとしか走られへん。

「ほな、この先右。日本語でなんて言うんだっけ?」

「ココミギ」と後ろの兄さんが答える。

「じゃあ、ココミギ」

「日本語知ってるの?」と聞くと

「いや、後ろの彼が知ってるんだ」

「チョットダケ」(後ろの兄さん)

 

「日本はどこに住んでいたんだ?」

「大阪です」

「へー、今はレキシントンだろ。いい街だよね。」

 

「おっと、あの車、練習中なのかな?ちょっと車止めてくれる?」

微妙な動きをしている車の横につけた。

試験官は窓を開けて、隣の車の人に尋ねた。

「君ら、運転の練習してるの?」

「いいえ、違います。〇×#$%&・・・」

「いいよ、進もう。ココミギ」

私の前に出て行った兄さんの教習車が見えた。

 

「今は働いてるの?」

「いいえ、労働許可を持っていないんで」

「そっか、ちょっと止めて」

前の兄さんの車が行ってしまうのを少し待っていた。

路肩には雪が残っていて、これでバックとかやるんやろか?とどきどきしていたら

「いいよ。進んで。ココミギ」と言われた。

曲がろうとしたら、歩行者が見えたので、止まってから

手でどうぞ渡ってくださいのサインを出した。

ごくごく普通の行動だと思うのだが、これを試験官がべた褒め。

「すごくいい、すごくいい指示を出したね!」

「ありがとうございます」

「もういいや、まっすぐ行って」

まっすぐ行くと、集合場所横のグランドが見えた。

「ココミギ」

 

何と、もう帰ってきちゃったよ。

「OK、合格!」

「ありがとう!」

思わず握手して降りてきた。

ぐるりと1周走っただけで合格。

多分、あの歩行者がいなかったら右に曲がって

その先で、バックやら縦列やらやったんだろう。

たまたま来てくれた歩行者に感謝。

 

私の前にいた兄さんとほぼ同時に到着だったので

兄さんはびっくりしていた。

彼も合格していた。よかったね。

 

ブルックラインドライビングスクール、お勧めかどうかと言われたら

「わからない」としか言えない。

スクールのレビューをよく読んで、評判のいい人にレッスンを頼めるなら

いいのだけど、そうでなければ私のような経験をすることになる。

試験官だって、私はたまたま日本が好きっぽい人に当たったようだったけど

いつも同じ人とは限らないだろう。

日本の免許をアピールしてもダメっていう人もいるみたいだし。

結局は「いい人に当たるかどうかの運による」としか言えない。

ただ、教習所経由で試験を受けるのはお勧めだと思う。

 

 


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