レキシントンの片隅で

アメリカ、マサチューセッツ州レキシントンのはじっこに住んでいます。

おなら事情

今日の夕食時、長男が切り出した。

「こっちの人って授業中とか平気でおならするけど、みんなスルー。」

「眉毛ひとつ動かさない!」

 

すると次男も言った。

「めっちゃ大きい音で、笑ったり突っ込んだりしたいけど、みんなスルー。」

 

すごく前に、海外では(どこの海外か知らんけど)

おならより、げっぷの方が失礼になると読んだことがある。

 

それってホントなんかなあ?

 

こんな話題だから、どんどん話が進む。

 

長男「この前なんか、俺の前の奴、めっちゃくさいおならしてさ

隣の奴がこっち見てくんねん!」

「しかも、おならした奴までこっち見てくんねん!」

「びっくりするわ!」

 

次男「一人トイレ行きたそうな子が立って後ろでうろうろしながら

めっちゃ大きいおならしたけど、みんな無視やった。」

「笑うのめっちゃ我慢」

(授業中にトイレは一人しか行けないシステム。誰かが行ったら、その子が帰ってくるまで誰も行けない)

 

日本では、教室でおならを響かせようものなら

一瞬にして地獄に落ちてしまうが、

アメリカではそういうことにはならないらしい。

 

ところ変われば・・・である。

 


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部屋の乾燥

昨年の4月にここに来た。

その時から部屋が乾燥しているなと思った。

フリースは脱ぐとき、洗濯物を乾燥機から取り出すとき

毛布をかけなおしても静電気がバチバチした。

 

部屋中の明かりのスイッチカバーのネジ止め部分に

ひとつひとつセロテープが貼られていた。

スイッチにさわるたびネジ部分に当たって「ばちっ!」となるのを

防ぐために夫が貼ったのだと言う。

 

そのころの湿度が25%くらいになっていた。

 

気温が上がるにつれて、乾燥は気にならなくなった。

 

そして冬がまたやってきたころ、部屋が乾燥し始めた。

この12月はぐっと気温が下がり、マイナス10度を下回ることもしばしばだった。

多分、水道管の破裂を防ぐためだと思うが

アパートからエアコンの温度設定は何度以上と指定される。

そして決して切ってはならない。

部屋の温度は大体一定なので、寒くなるとエアコンが動いている時間がながくなり

それで部屋が乾燥するんだなと思った。

そのころの部屋の湿度は20%を切っており、測定不能になっていた。

 

こちらの部屋は結露しないと聞いていたが

これだけ湿度が低いんだから「そらそうなるわ」と思った。

 

加湿器・・・買う?という話も出たが、やめた。

結露することで、掃除の手間が増えること、カビの心配があること。

さらに、加湿器の手入れが不十分だと、かえってカビをまき散らすことになる。

ぬれたタオルをつるしたり、部屋に洗濯物を干したりしてしのいだ。

 

今年は暖かかったようで、12月を過ぎると、そんなに寒くはなかった。

エアコンの稼働時間が減り、それと同時に湿度も上昇していった。

それでも45%くらいにしかならないから、乾燥してはいるけど。

 

それが、ここ最近の冷え込みで、また湿度は20%程度に逆戻り。

くちびるがパリパリになるのがかなわん。

それでもカビの心配するよりは、リップクリーム塗ったりするほうが楽なので

加湿器は入れない予定。

洗濯物はなるべく部屋に吊り干し。

 


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New England boiled dinner

週に一度英語を習いに行っている。

シニアセンターで主におばあちゃん、たまにおじいちゃんが先生だ。

私の先生は中国人なのだが、子どものころからアメリカに住んでおり

かつては小学校の先生をしていたという人だ。

 

さて、昨日はSt. Patrick's Day であった。

聖パトリックの祝日 - Wikipedia

その数日前に英語のクラスがあったのだが

クラスの最後に先生が、この日の特別な料理を知っているか?と聞いた。

もちろん知らない。

それは「 New England boiled dinner 」だという。

この時期になるとスーパーに「 Corned beef 」という肉が売っている。

それを、キャベツ、ニンジン、ジャガイモ、カブ、パースニップと煮込むという。

食べるときにマスタードをつけるとおいしいとのこと。

 

Corned beef とは塩漬けの肉のことであり

すでに味がしっかりついているので、それを水にドボンとつけて

とにかく煮込めば終わりという超簡単料理なのだそうだ。

 

私はすでにスーパーでその肉を買っていた。

なぜならすごく安かったからだ。

そのときに2種類の肉があり、見た目は全然変わらないのに

値段がまるで違うので、その違いを聞いてみた。

 

Point cut というのは脂が多い、Flat cut というのは赤身が多いとのこと。

もちろん私はPoint cut を買ったのだが、余計な脂はこそげたらいいと言っていた。

そして、安いのはこの時期だからで、来週からは高くなるわよとのこと。

 

さて、英語の帰りに近所のファームに寄った。

そこでは野菜の隣にレシピを置いていてくれることがあるのだが

まさに、New England boiled dinner のレシピがあった。

これは今日作れってことだね!

ファームのお肉は高かったけど、それはもう何も知らないうちに買っているからOK。

お野菜は入れるものをまとめてパックしているものもあったし、

ばら売りにもなっていた。

わかりやすかったので、さくさくと購入。

 

カブは大きな黄色いものと、日本で見かけるのを似たようなものがあったが

よくわからないので両方買ってみた。

 

家に帰って、お肉のパックを開けてみると

表から見えないほうが全部脂になっていた。

だから、見た目だけじゃ何が違うかわからなかったんだ。

削るのももったいないかなと思ったので、そのまま鍋に入れた。

かぶるほどの水を入れ、ぐつぐつすること1時間半。

浮いていた脂を取り除いてから

そこに切った野菜を入れて、ぐつぐつすること1時間ちょっと。

 

何もかもがよく煮えていた。

お肉はものすごく柔らかく、脂もそんなに嫌じゃなかった。

味付けは一切しなかったが、ほどよい塩気でおいしかった。

黄色いカブはほくほくしてないかぼちゃみたい、

もう片方のカブは、日本で食べるものと同じだった。

見た目はポトフなんだけど

マスタードをつけて食べたので、ちょっとおでんっぽい感じ。

多分、どんな野菜を入れてもおいしいと思う。

 

家族もみんな好きだったので

セールのうちにお肉を追加で買うことにした。

 

英語を習いに行ってうれしいと思うのは

こういう現地の文化とか習慣とかを教えてもらえるところだ。

 

 


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amazonの$1000ギフトカード

昨日のこと、スマホでネットを見ていた。

ズボンのお直し方法など、ごく普通のものだった。

すると突然画面が変わった。

「戻る」ボタンも押せない。

 

アマゾンのカスタマーへと書いてある。

あなたは$1000ギフトカードその他のプレゼントがもらえる権利がある。

以下の質問に答えてください。

画面上にはカウントダウンをする時計の表示。

こんなん詐欺に決まっとる。

アマゾンの創設者は誰か?

アマゾンの創立年は?

あと一問は忘れた。

詐欺だろうと思いつつも適当に押した。

アマゾンのことなんてこれっぽっちも知らない。

 

何と全問正解。

以下のギフトボックスの一つを選んでとあったので

ひとつを選んでみると、$1000ギフトカードだった。

あと二つにはそれぞれ最新のiPhoneとギャラクシーが入っていた。

 

「ギフトカードの請求はここから」的なボタンがあったが

待てよ・・と思った。

やっぱり普通に詐欺だろうと。

 

同じ画面にはアマゾンのレビューと同じ感じで星が付けられ

プレゼントをもらった人のコメントが載っていた。

「最初はうそだと思ったよ。でも、今日本当に$1000ギフトカードが届いたんだ」

「最新のiPhoneをもらえて本当にラッキーだよ。最高の気分だ」

など。。

そんなん、どうにでも書けるし。

 

画面にはアマゾンのロゴが入っているし、なにもかもがそっくり

 

ただ、画面をマルチ表示にしたときにアマゾンとはおよそ無関係のアドレス?が

画面の上に表示されていた。

決定的。

 

画面を捨てた。

 

しかし、ほんの一瞬でも$1000ギフトカードあったら何買おう・・・

みたいに考えてしまった自分が恥ずかしい。

日本なら10万円相当か。

10万円稼ぐのは大変だが、たった10万円でいろいろ面倒なことになるのはごめんだ。

100万円ならいいのか?という問題でもないが。

 

気をつけなあかんなと思った。

 

 


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スノーデイ

火曜日は結局すごい雪だった。

朝はそうでもなかったが

昼にかけてぐんぐん積もっていった。

昼を過ぎる頃には隣町ベルモントは翌日の休校を決定していた。

水曜日の天気予報は晴れ。

雪はもう降らない予定なのに。

 

近隣の町が次々と休校を決定してると友達が教えてくれた。

それはどこでわかるのか聞いてみたら、意外、テレビにテロップが出てるとのこと。

 

テレビなんて、サッカー見るか、DVD又はWiiにしか使ってなかったよ。

早速教えられたチャンネル507の7ニュースを見てみた。

確かにあちこちで休校してる。

レキシントンは連絡のないままだ。

 

ニュースを見てるとあちこちで事故発生。木も倒れてる。停電もある様子。

 

こんな日には出ちゃダメだな。

除雪が全く追いついてない。

うちの前も午前中に除雪してくれていたが、30分後にはまたすっかり積もってしまっていた。

それ以後来なかったところを見ると、雪が止むまで待つことにしたのかなと思った。

 

子供たちはアパートのジムに走りに行ったが、途中の道も全然除雪はされていなかったようだ。

 

とにかくどんどん降っていた。

 

結局19時前に一斉電話が来て、翌日の休校が決まった。

 

翌日。快晴。

アパートの庭では小さい子たちがソリ遊びをしていた。

 

うちは車の雪下ろし。

まず長男が一人で行ったが、早々に挫折して帰宅。

私と次男で続きを。

f:id:LexingtonMA:20180315222556j:image

確かに前より積もってる。

ある程度雪をどかして、車の前をきれいにしたら、車を動かして、広い場所で作業。

あとは日向に停めておけば大丈夫。

 

終わったら、やっぱり雪だるまを作りたくなった様子。

f:id:LexingtonMA:20180315222955j:image

長男も呼んできて、180cmくらいの大きなだるまにしてた。

 

のんびりしたスノーデイだった。

 

今日はやっと学校なのに

ハーフデイでお昼に帰ってくる。

久しぶりの弁当がつらかったので

それでもいいかと思った。

 


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Nor'easter ノーイースター

本日、スノーデーで休校になっている。

おとといくらいから、雪が降りそうだと思っていたが

昨日アパートのオフィスからアラートがあった。

オフィスはクローズするし、シャトルバスも運休とのこと。

 

レキシントンパブリックスクール本部からも電話があった。

自動音声の一斉電話。

受けた瞬間にスピーカーをオンにして聞いていたら、次男がニヤリとした。

明日学校休みってわかったんやね。。

 

以前、オフィスからのアラートを読んでいると聞きなれないワードがあった。

「Nor'easter」

どうやら、「台風」とか「春一番」とか

季節限定の強い風の様子ではないかと想像できた。

調べてみようと思いながら、そのまま放置していたが

今回のアラートにまた同じワードが載っていたので調べてみた。

予想は当たっていた。

 

ノーイースター - Wikipedia

 

冬から早春にかけて発生する発達した温帯低気圧とのことだった。

確かに風はすごく強い。

前回の Nor'easter ではあまりの強風に

Watertown の Arsenal Street で電柱が何本も倒れていた。

当然周辺は停電していたことだろう。

 

今日は火曜日だが、先週の木曜日の雪はすごく重かったようで

その重みに耐えかねた木の枝が折れたり、木が裂けたり、倒れたりしていた。

「雪つり」の必要性を心から理解できた。

木の枝が折れたり、木が倒れたりするときに

電線をひっかけてしまうことがあればたちまち停電発生だ。

中学校の入り口も木が倒れて道を半分ふさいでいたので

金曜日も休みになっていた。

小学校が2つ停電になっていたようだし、

高校は避難所になっていたし

休みにしたのは仕方ないことかもしれない。

レキシントンでは金曜日の時点でまだ3000世帯が停電中とのことだった。

意外と被害すごい。。

 

今日の雪はさらさらしていそうだが

風はやはり強いので、木や電柱が倒れて停電になったら嫌やなあと思っている。

暖房やお湯は電気だから、たちまち困るだろうなと思う。

 

MEMA (@MassEMA) | Twitter

しかし、これ見ると結構積もりそうやんなあ・・・。

 

 


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世界のどこにいようと

ご近所さんが転勤で引っ越しすることになった。

長男と同級生の男子と、次男より2歳下の男子がいて

仲良くしてもらっていたのだが

つい1か月半ほど前に帰国してしまい

今はお父さんだけが住んでいた。

 

そのお父さんが引っ越していくことになったのだ。

 

子どもの送迎を交代でしたり

ちょっと子どもを預かってもらったり

いろいろお世話になった。

 

今はもうお父さんだけなので、会うこともないのだが

引越しのお知らせメッセージが届いたとき寂しく思った。

 

メッセージの最後に

「家族一同、世界のどこにいようと、今後とも末永くお付き合いください」

と書かれていた。

それが心にじーんときた。

 

私たちは関西から、その家族は関東からここにやってきた。

多分、日本にそのまま住んでいたら会うこともなかっただろう。

ここで出会えたのは何かの縁だと思う。

 

お父さんは子どものころ、外国のインターナショナルスクールに通っていたそうだ。

その時の同級生と東京で飲んだりすることもあると言っていた。

 

だから、今回さよならすることになるけど

また世界のどこかで会うことがあるかもしれないなあと思う。

 

よく世間は狭いって言うけど

世界は狭いと言えるようになるのかもしれないと思った。

 

 


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