レキシントンの片隅で

アメリカ、マサチューセッツ州レキシントンのはじっこに住んでいます。

道路工事

アメリカの年度末はいつなんだろう?

9月から新学期だけど、それとは関係ないのかな?

 

今、子どもたちが通っている英語学校は

普段は普通の私立学校だ。

今は夏休みなのでサマーキャンプが開かれている。

 

その学校が夏休みで人が少ない間にということなのか

たまたまなのかわからないが

学校周辺の道路で道路工事が行われている。

 

ある部分をわりと広めに閉鎖して工事するようで

通りたい道が通れないことになる。

 

ある日、学校へ行こうとしたら「Road closed」の表示。

目的の場所に行くためには3つほど曲がるチャンスがあるのだが、

その全部がクローズされていた。

 

ナビを見て、通れそうな道を見つけてそこへ入ったが

それは森の中の舗装もされていないガタガタ道だった。

 

子どもが言った。

千と千尋の最初の道みたいやん!」

私「あかん!そしたら、お母ちゃん豚になるやん!!」

 

そんなこと言いながら、ドキドキしながら進んだ。

4WD車でよかったよと思った。

誰もすれ違うことなく不気味だったが

両側に家が見えてきた。

大丈夫らしい。

 

無事に学校まで到着。

 

次の日、また千と千尋の道を進んだ。

そのお迎えの時、道を抜けて最後、あと少しで着くのに

そこがクローズされていた。

お巡りさんが立っていたので、車を停めてから近づいて聞いてみた。

 

「あの学校に行きたいんです」

「ここは閉めてるから、2号線を回って」

 

2号線は高速道路。そんな回らなあかん??

 

「2号ですか?」

「そう、2号」

「わかりました。ありがとう」

 

どういったらいいんかようわからんし、困るな・・・と

トボトボと車に向かって歩いているとお巡りさんの声がした。

 

「もしかして、サマーキャンプのお迎えかい?」

「そう!そうなんです!」

「じゃあ、いいよ。通って」

 

心で叫んだ。「いいんかい!!」

 

お巡りさんが向こうから来ている車を止めてくれたので

あわてて車に乗り込み、サンキューを言って通り過ぎた。

なぜか私の後ろからもう一台。

この人、ラッキーだな。。

 

それから毎日、ちょっとずつ違うところがクローズされていて

毎日困っている。

他の車もうろうろしている様子で、みんな困ってるんだろうな。

 

夫は駅までバスで通っていて、同じ道を使っているが

バスの運転手さんも毎日キョロキョロしているらしい。

 

でも、アメリカではこれが普通なんだろうな。

頑張って乗り切るしかない。

 

今朝は久しぶりに最短距離で学校まで送迎できた。

近いって楽だ。

 


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