レキシントンの片隅で

アメリカ、マサチューセッツ州レキシントンのはじっこに住んでいます。

車を買いに行く

車社会のアメリカで車がないのは不自由だ。

ここは陸の孤島で、歩いて行けるところは限られる。

最寄りのスーパーだってグーグルマップで見ると、歩いて45分くらいだ。

 

我が家には車が1台あるが

夫が通勤に乗って行ってしまうと

残りの家族は身動きできない。

 

送り迎えの必要があるときには置いて行ってもらっていたが

秋からサッカーが始まると、兄弟で違う場所に試合に行くこともあるそうで

となると、どうしても車がもう1台必要になってくる。

それでなくてももう1台ないと不便なんだけどね。

 

2台めは中古のコンパクトカーがいいなと

夫が探し始めたが

とにかくコンパクトカーってものが少ない。

大きいことはいいことだの国なんだろうか?

もちろん衝突安全性なんかは大きいほうがいいんだろうけど。

 

で、今日初めて車を見に行った。

中古車屋、あまり離れていない2店舗に試乗の予約をしていたのだ。

 

1店舗目、2015年の日本車。

走ってみたら、パワーがないような気がしたが

担当の兄さんがすごく体重ありそうな人だったので

家族4人で乗るより重かっただろうと思われる。

エンジン音がうるさかったのも排気量が少ないからかな。

印象悪かったのは、車内がタバコくさかったこと。

あと、助手席のドアが中から開かなかったこと。

 

2店舗目、2017年の日本車。さっきと同じ車種。

でも、こっちの方がパワーがあった。音も静か。

車内もくさくない。

そりゃこっちでしょー。

もう一台展示してあった別の車種にも乗ってみた。

小さいけどパワーある感じ。

でもMTだから、右手でレバーを操作していると

ハンドルがぐらぐらしちゃう。これは慣れしかない。

お店のおっちゃんは日本車の方がお勧めと言っていた。

乗ってみたMT車のATを別の店で昼から試乗予約していたので

それに乗ってから考えると言って帰った。

 

昼からは別方面へ。

途中の高速道路が渋滞していて、やっと着いた感じ。

メールのやり取りしていた人とは別の人が対応してくれた。

試乗したいって言ったら、車用意するから待っててって言われて

座って待っていた。

帰ってきた兄さんからは信じられない言葉。

「その車、売れた」

「いつ?」

「2・3日前に」

「来る前に電話で確認したんやで!」

「ボスに聞いてくる」

 

・・・・・

 

「やっぱり売れてる」

 

久しぶりにいい加減なアメリカの人に会ってしまった。

ちなみにWEBでもまだ在庫ありになってた。

 

運がなかったな・・・。

 

2台目に乗った車に自動的に決定。

いろいろ探している時間もないのだ。

不動産もそうだけど、車も運命というか、縁だなと思う。

 

イギリスで車を買った時も、

まだここにはないけど、ちょうど入ってきたのがあると言われて

その車に決めた。

 

最後の車には縁がなかったのだ。

それだけのこと、と思いたい。

それにしても、遠い道のり、疲れた。

帰りは混んでいなかったので、ぐいぐい帰れたのがまだ救いだった。

 


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