レキシントンの片隅で

アメリカ、マサチューセッツ州レキシントンのはじっこに住んでいます。

アパート騒音問題1

ここに越してきたとき、うちの上にはだれか住んでいた。

小さい子どものいる家族だったようで

ときどき子どもが走る音が聞こえてきた。

しかし、それはまるでサザエさんのタラちゃんが走っているように

軽やかな音だったのだ。

だから、小さい子おるねんな・・というくらいで特に気にしたことはなかった。

 

しかし、じきにその家族は引っ越していった。

ある日、すごい騒音が鳴り響いた。

何人もの人が多分ごっついブーツで床をどしんどしんと踏み鳴らしていた。

そして、ドリルのような音。

こっそり上の部屋の玄関まで行ってみたが、ドアが閉まっていてわからなかった。

私はアパートの管理会社に苦情を出した。

するとすぐに返事が返ってきた。

リフォームをしているらしい。

でも、今日の夕方には終わるからごめんねっていう内容だった。

それならそれで言うてくれたらよかったのに。。

 

残念なことに、騒音はその日で終わらなかった。

毎日毎日ひどい音だった。

あまりの大きな音に驚きのあまり思わず悲鳴を上げたこともあった。

数日後、ハンマーやドリルの音が夜中の3時に鳴っていた。

睡眠を妨害されるとさすがに我慢ならん。

私はまた管理会社に苦情を送った。

リフォームいつまでかかるねん!

なんぼなんでも夜中の3時に作業すな!

すぐにオフィスの人から電話があった。

でも、電話で話されてもよくわからんので、私はオフィスに出向いた。

対応してくれた男性M氏は非常に感じよく、私の下手な英語も根気よく聞いてくれた。

何時ごろ、どういう音がしたのかなど。

ただのクレーマーだと思われるのも悔しいので、

騒音がどれだけひどいかを説明した。

それに、自分はここが集合住宅であることは理解しているが

夜中にドリルやハンマーの音が鳴ることはありえないし、

前の住人の時には困ったことはなかったなど。

 

翌日、また電話が来たので、私はオフィスに行った。

顔を見て、手ぶり身振りで話さないと伝わらないし、聴き取れないのだ。

担当の彼M氏はうちの上の部屋の住人に電話をしてくれていた。

上の階の住人は引越し直後で片付けなどで不注意にも音をたてていた、

そのことは大変申し訳ない、ごめんなさいと言っていたそうだ。

 

そう言ってくれたんなら、気を付けてくれるだろう・・・

と、思うじゃないか、普通!

とりあえずはかなり静かになった。

ありがたいことだ。

 

なのに、騒音問題はそれで終わらなかった。

それはまた次のおはなしで。

 

 


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