レキシントンの片隅で

アメリカ、マサチューセッツ州レキシントンのはじっこに住んでいます。

iPad問題

レキシントンの公立学校では7年生から生徒にiPadが貸与される。

それまでも、小学生の時から授業で使ったりするのだが

7年生からは完全に個人持ち、家にも持って帰れる。

 

長男は入った時に7年生だったので

これにずいぶん助けられた。

Google翻訳が入っているので、テキストの写真を撮って翻訳したり

自分の言いたいことを翻訳したり。

電子辞書代わりに簡単に使えるので、非常に便利だ。

 

小学校の先生が言っていたのだが

「学校ではiPadをエンターテイメントのツールだとは考えていません。

学習に必要なツールとして考えています。」

とのことだった。

小学生のうちはそれが通用する。

 

問題は7年生からだ。

貸出されたiPadは使用前に誓約書を提出することが義務付けられている。

誓約書の内容は忘れたが、なんせ、正しく、大切に使いましょうということだ。

そして、アプリを勝手にインストールできなかったりとかいう不自由がありそうで

実際はそう不自由ではない。

 

Youtubeアプリは入れられないが

ウェブから見ることができたりしてね。

 

どこの親も言うんだけど

宿題してるとか言っても、突然のぞくと動画見てたりするって。

 

そもそも、宿題をiPadからGoogleクラスルームに提出というのがあって

実際宿題にiPadを使うのは間違いない。

ただ、簡単に寄り道出来て

それを制限するのがとても難しい。

 

自宅にあるiPad父親の指紋でしか開かなくなっている。

または父親だけが知っているパスワード。

そういう訳で、使いたいときには父親が家にいることが必須である。

使いすぎていると当然怒られる。

 

しかし、学校のiPadは自分のパスワードで開けられるので

制限をかけにくい。

いつまで宿題やっていて、いつまで動画見ているのかをつかめないのだ。

わかりにくいことに、「動画を見たうえで」という宿題も出る。

 

先生はiPadをエンターテイメントのツールと考えていなくても

子どもたちはあっという間にエンターテイメントのツールにしちゃう。

 

いっそのこと学校に突き返せたらどんなにいいだろう。

日本人だけではない。

あちこちの家庭が困っている。

 


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