レキシントンの片隅で

アメリカ、マサチューセッツ州レキシントンのはじっこに住んでいます。

ダストシュート

今のアパートにダストシュートがついている。

各部屋にではなく、ダストシュートの部屋があって

そこにごみを持って行って、シュートにつっこむだけ。

分別も、リサイクルとそれ以外と極めて簡単。

紙と缶と分けたりもしなくていい。

リサイクルにうるさい日本から来たらびっくりするんだけど

その簡単な分別をしない人がいる。

 

それどころか、シュートにごみを突っ込まないで

その部屋の床に放置。

ここまで運んできといて、あと入れるだけやのに

なんでそれをせえへんか!

しかも、そういう人のごみ袋に限って、汁がたれてきたりして。。

 

ここの建物4階建てやねんけど

縦割りで同じシュートを使うから

週に何回かごみは回収されているけど

やっぱり週末はみんな掃除するんか、シュートが詰まってくる。

でも、そのほとんどが押しが甘い結果だ。

ちょっと大きめの段ボールとか、かさばる紙ごみなんかを適当に入れとくと

途中で詰まってしまうのだ。

そして、その詰まりは上の階へと延びていく。。

うちは2階にあたるので、わりと詰まった現場に出くわす。

4階の人はさすがに見たことないって言ってた。

 

で、シュートが詰まっていたら

ちょっと押してやったらええのに

ごみをまた床に放置していくのだ。

上品そうな老紳士が缶ごみを持ってきて

シュートが詰まっているのを見て持ち帰っていたが

そういう人は少数だろう。

私は押し込む派だ。。

 

とにかく、うちはダストシュートの部屋のすぐ前なので

かなりこまめにごみを捨てられる。

その点非常にラッキー。

 

いやいやそうでなくて・・・

みんなもうちょっとマナーを守ってくれたらいいのになと思う。

ごみを放置していく人に出くわしたら

声をかけるつもりだが、

それが「大阪のおばちゃんが説教する調子」になっていないことを祈る。

 


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アパート騒音問題3

M氏の忠告のあと、再び静かな生活がやってきた。

たまに足音はするが、まったくの許容範囲内である。

ベース音もたまに聞こえたが、気にならない程度だった。

 

それが突然破られたのはやはり3週間経つか経たないかの土曜日だった。

出先から戻ってみると、上階からすごい音がしていた。

ちょっと走ったり跳んだりしている程度ではない。

バスケの1on1でもやっている感じだ。

歩く音もひどい。安全靴でも履いてんのか?と思うほどの踏みしめ具合。

とにかくひっきりなしに天井の照明がびりびりと震えた。

遅くは23時くらいまでそれが続く。

ちょっと休めよ!と言いたくなるほど、音は続く。

しかも、あのベース音も復活していた。

多分、音に関して何の工夫もされていない。

ちょっとボリューム下げていただけだと思う。

それでよかったのに。。

 

2日我慢して、3日目にたまらずM氏に苦情メールを出した。

今度何かあったら直接言ってくれと言われていたのだ。

上階の騒音がひどく、私たちはまるで線路の下で生活しているようだと。

前回うちにM氏が来た時に上からの音を録音しようとしていたことを思い出し

録音したデータも添付した。

 

すぐさま返事は来た。

聞きに行くので、音が聞こえだしたら教えてくれとのことだった。

 

こうなると、急に聞こえなくなるのが不思議だ。

どっかで見てんのかと思いたくなるほど、ぴたりとやむ。

しかもオフィスの開いている時間だけ。

1週間くらいして、ようやくM氏に知らせることができた。

 

彼はすぐやってきた。

するとまた、音が止まる。

録音しようとした時もこうなんだと言うと

M氏は、わかる、わかると言っていた。

 

私が添付した音声ファイルは聞くことができたのかと尋ねると

聞けたとM氏は答えた。

あんなに大きな音がするのか?

何をしてるんだ?と。

 

なんでか知らんけど、走ったり、跳んだりしてんねんや。。

 

そのうち、音が響いた。

送ってくれたのと同じ音だ!

びりびりしているのは何?照明?

 

多分ね・・と私。

今回もまた、上階を訪ねていくことはなかった。

 

結局30分近くM氏はとどまり

音の様子を確認してくれた。

そして、自分はオフィスに戻って作業するから

また音が鳴ったら録音しておいてくれと言って

M氏は帰って行った。

 

そうはいっても。

録音しようと思うと、こちらは静かにしていないといけない。

テレビや音楽を鳴らすわけにもいかず

家族の会話もなし。

だんだん雰囲気が悪くなってきた。

加えて、上階からのひどい足音。

イライラした。

 

そこで、次の日から紙に記録することにした。

どういう音がするかは、何度か録音しているので

それがどのくらいの頻度で起こっているか書こうと思った。

 

時刻と音の様子をノートに書いた。

何時何分、どすどす歩く。

何時何分、走る、ジャンプ

音楽が鳴り始める。。。など。

 

朝の7時半から始まり、途中出かけた時もあるけど

それでも1日で4ページにもなろうとしていた。

が、音は突然終わった。

記録を付け始めた日の夜7時半過ぎ。

ぴたりとやんだ。

 

次の日も、その次の日も静かだ。

M氏は何か言ってくれたのだろうか?

言ってできるなら、ふだんからそうしてくれよ、上の人。

 

ときどき歩く音が聞こえるが

全くの許容範囲内である。

誰かおるな~という程度。

踏みしめたり、どこかから飛び降りたりするような音はなくなった。

 

それから1週間経過した。

たまにうるさく歩いてるなと思うことはあるけど

それも1日に1回あるかないかだ。

 

騒音に悩んでいる人のブログや、HPなんかを見て

どうしたものかと困っていたところだったので

まさかのすっきり解決にちょっと驚いている。

 

懸念はひとつ。

解決したのではなく、ただ音の原因の人がいなくなっただけではないかということ。

その人が家に帰ってきたら、またあの落ち着かない生活だ。

 

そうでないことを心から祈りたい。

 


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アパート騒音問題2

アパートのオフィスのM氏が上階の住人に

静かにするように求めてくれた結果

騒音はおさまった。

 

しかし、そこから1か月もしない頃

再び騒がしくなってきた。

走る、跳ぶ、歩き方もひどい。

時に、思わず悲鳴をあげるほどの大きな音。

そしてそのたびに天井全体が震えた。

多分、上階に住んでいる家族のうち、うるさい人が長く不在だったのだと思う。

そして、その人が帰ってきたのではないか?

しばらく我慢していたが、1週間も続くとさすがにうんざりして

再び管理会社にクレームを入れた。

 

するとまたM氏から、電話がかかってきた。

例によって、電話が苦手な私はオフィスに出向いた。

そこで、どんな音がいつ、どのくらいするのか教えてくれと言われたので

私は音の様子や時刻を記録したノートを見せた。

上階には子どもが二人いるとのことだった。

しかしちょっと頻度が多すぎるし、夜も11時くらいまでどすどすされては

こちらも落ち着いて生活できないと説明した。

M氏もそれには納得してくれて、再度忠告してくれることになった。

 

だが、今度は様子が違った。

上階の住人はうちは静かに生活していると開き直ったのだ。

自覚がないなら、改善の見込みなしだなと、私はがっかりした。

それでも、やはり悪いと思うところがあったのか

騒音はかなり改善された。

 

しかし、安心したのも束の間だった。

今度はたぶん、大きなスピーカーを買ったようで

ベース音が「どぅん、どぅん、どぅどぅどぅ・・・」と聞こえてくるようになった。

私が上階の音に敏感になりすぎていたのだろうと思うが

このとき、夫や子どもたちは全く気にしていなかった。

でも、こういう音が聞こえると説明したら

ああ、確かに・・・気になりだしたら、気になるかも・・と言っていた。

 

それも、まあ、そんな大きな問題でもないかと思っていたが

ある日曜の午後、その音がパワーアップしていた。

自分で聞く音楽よりうるさいくらいだ。

夫も「これは、言いに行ったほうがいいんちゃうか?」と言い出した。

でも、直接行くのはやっぱりやめたほうがいい。

ないとは思うが、銃でも持ち出されたらどうするんだ。ここアメリカだよ。

 

ベース音が深夜まで響くようになったので

私はオフィスに出かけてM氏と話した。

とても説明しにくいのだが、低く、響く音だ、ベースのような・・と説明した。

しかも、深夜までそれが響くのだと。

M氏は確認したいので、今度音が聞こえたら知らせてくれと言った。

 

となると、急に音が聞こえなくなるもんだ。

なんでだろうな。。

音が聞こえるときはだいたいオフィスの閉まった後で

たまに昼間に聞こえてもM氏が不在だったりして

3週間くらい経過した。

 

ある日、音が鳴りだしたので

私はM氏に電話した。今聞こえていると。

M氏はすぐに来てくれた。

 

ああ、確かに響いている。

しかし、これは何の音だ?テレビ?音楽?

 

私に聞かれても知らんがな。。

てっきりすぐさま上階に行って

「やあ、ちょっと騒がしいんだけど、今何してた?」

とか、聞いてくれるのかと思ってたよ。

 

M氏は音を録音しようとしていたが、無理だった。

録音できるような音でもないんだよな。

 

とにかく、今は昼まで外も騒がしいし、そんな気にならないけど

夜になって周りが静かになったら、すごく気になるのだと言うと

それは理解してくれたようだった。

 

彼らはかなり大きな音を出しているのだと思うが

その上の部屋の住人は何も言っていないのかと聞いてみると

多分、スピーカーを床に置いているから

下にだけ響くのではないかとM氏は言った。

 

とにかく再び上階の住人に忠告してくれた。

大きなスピーカーがあるなら床に直接置かないなど

何か工夫してくれと言ったようだった。

そして、音はおさまった。

 

多分、ちょっとボリュームを下げるだけでいいと思うんだよな。。

しかし、それで終わったりしないんだ、この問題は。

 


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アパート騒音問題1

ここに越してきたとき、うちの上にはだれか住んでいた。

小さい子どものいる家族だったようで

ときどき子どもが走る音が聞こえてきた。

しかし、それはまるでサザエさんのタラちゃんが走っているように

軽やかな音だったのだ。

だから、小さい子おるねんな・・というくらいで特に気にしたことはなかった。

 

しかし、じきにその家族は引っ越していった。

ある日、すごい騒音が鳴り響いた。

何人もの人が多分ごっついブーツで床をどしんどしんと踏み鳴らしていた。

そして、ドリルのような音。

こっそり上の部屋の玄関まで行ってみたが、ドアが閉まっていてわからなかった。

私はアパートの管理会社に苦情を出した。

するとすぐに返事が返ってきた。

リフォームをしているらしい。

でも、今日の夕方には終わるからごめんねっていう内容だった。

それならそれで言うてくれたらよかったのに。。

 

残念なことに、騒音はその日で終わらなかった。

毎日毎日ひどい音だった。

あまりの大きな音に驚きのあまり思わず悲鳴を上げたこともあった。

数日後、ハンマーやドリルの音が夜中の3時に鳴っていた。

睡眠を妨害されるとさすがに我慢ならん。

私はまた管理会社に苦情を送った。

リフォームいつまでかかるねん!

なんぼなんでも夜中の3時に作業すな!

すぐにオフィスの人から電話があった。

でも、電話で話されてもよくわからんので、私はオフィスに出向いた。

対応してくれた男性M氏は非常に感じよく、私の下手な英語も根気よく聞いてくれた。

何時ごろ、どういう音がしたのかなど。

ただのクレーマーだと思われるのも悔しいので、

騒音がどれだけひどいかを説明した。

それに、自分はここが集合住宅であることは理解しているが

夜中にドリルやハンマーの音が鳴ることはありえないし、

前の住人の時には困ったことはなかったなど。

 

翌日、また電話が来たので、私はオフィスに行った。

顔を見て、手ぶり身振りで話さないと伝わらないし、聴き取れないのだ。

担当の彼M氏はうちの上の部屋の住人に電話をしてくれていた。

上の階の住人は引越し直後で片付けなどで不注意にも音をたてていた、

そのことは大変申し訳ない、ごめんなさいと言っていたそうだ。

 

そう言ってくれたんなら、気を付けてくれるだろう・・・

と、思うじゃないか、普通!

とりあえずはかなり静かになった。

ありがたいことだ。

 

なのに、騒音問題はそれで終わらなかった。

それはまた次のおはなしで。

 

 


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木造アパート

アメリカのアパートは木造が多いそうだ。

私の住んでいるアパートも木造。

一部の棟はコンクリート造りになっているようだけど。

 

実際、建築中の建物を見ても

4階くらいのビルというか、集合住宅かなあ

それも木造。

日本だと耐震性とかでアウトになりそうな感じがしないでもない。

 

で、つくりが雑な気がする。

タオルハンガーとかスイッチプレートとか水平になってないし

壁と柱が垂直になってない・・・わかるかな・・・

なんかだまし絵みたいになってたりする。

床も上り坂下り坂を感じる。

もちろん、日常生活に影響はないので

普段はほとんど気にすることはないんだけど

トイレに座ったときとか、時間に余裕があるのかな

ああ、スイッチプレート曲がってるよなあ・・・と思う。

 

どなたかのブログを読んでいた時に

「アメリカの住宅は、舞台セット。見た目だけきれいで作りはちゃち。」

という内容のことが書かれていて、なるほどねと思った。

しっくりきた表現だった。

 

木造でなんかあかんのかと言われたら

あかんところがあったんですわ。

それはまた別の話で。

 


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漢字がクール

日本人じゃない人で

多分中国人でもない人だと思うけど

漢字の入れ墨を入れている人がいる。

 

なぜその文字を?というのもあるけど

漢字の形をカッコいいと思ったんだろうね。

この前見た人は「麻」だった。

どんな意味だったのかな。。

 

さて、子どもたちが通っているサッカークラブに

先日新しいコーチが来たようだ。

1か月前にスペインから来たそうで

英語も自分と同じくらいやねん・・と長男。

それは、どうかな・・・?

 

その彼が、ホセという名前らしいのだが

それを漢字で書いてくれと長男に頼んだらしい。

長男は「方正」と書いて見せたそうだ。

すると、「おー!めちゃクール!!」と気に入ってくれた様子。

 

私は「ホセ」ちゃうのん?と聞いたが

コーチの発音は「ほぅせぃ」だったから、それでええねんと長男。

 

「方正」って、山崎方正しか浮かばへん。どうなん?と思ったけど

「品行方正」の「方正」やから、意味としてはいいよね。

 

あと、弟とか妹とか両親とか

次々に聞かれたけど、簡単に漢字にできないような名前だったので

また今度と言ってきたらしい。アンジェリカ・・とか。

 

ところで、それ、何に使うのん?

「タトゥー?入れ墨するらしいで」

 

えー・・・そりゃうかつなこと教えたらあかんやん。

 

長男もそう思って、家族の名前の分は断ってきたらしい。

それ、正解。

 

入れ墨する人の気持ちはわからないが

スペインから家族と離れてアメリカにやってきて

さみしい気持ちがあるのだろうか?

 

別の日に会った時も

今度は友達のも教えてくれって言われたらしいけど

「ちょっとすぐには思いつかへん」って断ったって。

そりゃそうだ。

コーチには悪いけどね。。

 

漢字には音だけじゃなくて、意味もあるんだよってことは

理解しにくいのかな?

そういうのもわかって、いい意味の漢字を選んでほしいね。

 


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本格的に新学期始まる

今日から本格的に新学期が始まった。

昨日は次男だけが出て行ったが、今日からは長男も学校だ。

静かな日常カムバック、やっほー。

 

昨日学校を終えて帰ってきた次男だが

思ったほどは疲れていない様子だった。

 

ただ、やはり、同じチームには日本語を話す子はいなかったそうだ。

昨日は次男用に配られた時間割に従って、

あちこち教室移動をして回ったようだ。

ELLのクラスは3人。

中国人一人と、日本人が次男の外に一人。

ELLいらん子、多いねんな。

私がそこに入りたいわ。

超少人数で、めっちゃ勉強できそう。

 

他の教科も先生の説明があったが

ほぼわからなかったらしい。

そりゃしかたない。

とりあえず、わからないことは先生に聞いたらしいが

一生懸命説明してくれる先生のその言葉がやはりわからないらしい。

 

学校の基本理念というか、心がけみたいなものが4つあった。

1.他の人、生徒、先生、スタッフなどを尊重すること。

2.一生懸命努力すること。それを見せること。

3.間違ってもいいから意見を言うこと。

4.わからないことは質問すること。いつでも!

 

これについて、具体的な行動案を書いてくることが宿題だった。

1はまあできるとして、

もじもじした性格の次男には2も3も難しい。

一番大切なのは4番や!と言い聞かせた。

 

てのひらに「 Help 」って書いといたら?と言ってみた。

挙げたらすぐにわかるじゃないのよ。

却下されたが。。

 

とにかくしつこく聞くように言い聞かせた。

わからないのはしょうがないから

家に帰って、自分で調べたり、親に聞いたりできるように

紙に書いてもらうことも大事だと。

 

そんな状況でも学校に行くのは嫌じゃないらしい。

そこは大したもんだと思う。

優しくしてくれる友達がいるからか。

でも、ホームルームには知っている子は一人だけだったらしい。

がんばれ次男

 

一方長男だが、こちらは仲良し日本人男子3人で同じチームになって

超ハッピーな学校生活になりそうだ。

4月に学校に入って、その日に「もう日本の学校には戻りたくない」と言うほど

こっちの学校が気に入っていた。

大きな理由は、「雰囲気がゆるい」、「制服がない」の2つ。

8年生から勉強がぐっと大変になるらしいので

そこだけが心配だ。

長男が帰ってきて、学校初日のどんな感想が聞けるか楽しみだ。

 


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