レキシントンの片隅で

アメリカ、マサチューセッツ州レキシントンのはじっこに住んでいます。

アパート騒音問題3

M氏の忠告のあと、再び静かな生活がやってきた。

たまに足音はするが、まったくの許容範囲内である。

ベース音もたまに聞こえたが、気にならない程度だった。

 

それが突然破られたのはやはり3週間経つか経たないかの土曜日だった。

出先から戻ってみると、上階からすごい音がしていた。

ちょっと走ったり跳んだりしている程度ではない。

バスケの1on1でもやっている感じだ。

歩く音もひどい。安全靴でも履いてんのか?と思うほどの踏みしめ具合。

とにかくひっきりなしに天井の照明がびりびりと震えた。

遅くは23時くらいまでそれが続く。

ちょっと休めよ!と言いたくなるほど、音は続く。

しかも、あのベース音も復活していた。

多分、音に関して何の工夫もされていない。

ちょっとボリューム下げていただけだと思う。

それでよかったのに。。

 

2日我慢して、3日目にたまらずM氏に苦情メールを出した。

今度何かあったら直接言ってくれと言われていたのだ。

上階の騒音がひどく、私たちはまるで線路の下で生活しているようだと。

前回うちにM氏が来た時に上からの音を録音しようとしていたことを思い出し

録音したデータも添付した。

 

すぐさま返事は来た。

聞きに行くので、音が聞こえだしたら教えてくれとのことだった。

 

こうなると、急に聞こえなくなるのが不思議だ。

どっかで見てんのかと思いたくなるほど、ぴたりとやむ。

しかもオフィスの開いている時間だけ。

1週間くらいして、ようやくM氏に知らせることができた。

 

彼はすぐやってきた。

するとまた、音が止まる。

録音しようとした時もこうなんだと言うと

M氏は、わかる、わかると言っていた。

 

私が添付した音声ファイルは聞くことができたのかと尋ねると

聞けたとM氏は答えた。

あんなに大きな音がするのか?

何をしてるんだ?と。

 

なんでか知らんけど、走ったり、跳んだりしてんねんや。。

 

そのうち、音が響いた。

送ってくれたのと同じ音だ!

びりびりしているのは何?照明?

 

多分ね・・と私。

今回もまた、上階を訪ねていくことはなかった。

 

結局30分近くM氏はとどまり

音の様子を確認してくれた。

そして、自分はオフィスに戻って作業するから

また音が鳴ったら録音しておいてくれと言って

M氏は帰って行った。

 

そうはいっても。

録音しようと思うと、こちらは静かにしていないといけない。

テレビや音楽を鳴らすわけにもいかず

家族の会話もなし。

だんだん雰囲気が悪くなってきた。

加えて、上階からのひどい足音。

イライラした。

 

そこで、次の日から紙に記録することにした。

どういう音がするかは、何度か録音しているので

それがどのくらいの頻度で起こっているか書こうと思った。

 

時刻と音の様子をノートに書いた。

何時何分、どすどす歩く。

何時何分、走る、ジャンプ

音楽が鳴り始める。。。など。

 

朝の7時半から始まり、途中出かけた時もあるけど

それでも1日で4ページにもなろうとしていた。

が、音は突然終わった。

記録を付け始めた日の夜7時半過ぎ。

ぴたりとやんだ。

 

次の日も、その次の日も静かだ。

M氏は何か言ってくれたのだろうか?

言ってできるなら、ふだんからそうしてくれよ、上の人。

 

ときどき歩く音が聞こえるが

全くの許容範囲内である。

誰かおるな~という程度。

踏みしめたり、どこかから飛び降りたりするような音はなくなった。

 

それから1週間経過した。

たまにうるさく歩いてるなと思うことはあるけど

それも1日に1回あるかないかだ。

 

騒音に悩んでいる人のブログや、HPなんかを見て

どうしたものかと困っていたところだったので

まさかのすっきり解決にちょっと驚いている。

 

懸念はひとつ。

解決したのではなく、ただ音の原因の人がいなくなっただけではないかということ。

その人が家に帰ってきたら、またあの落ち着かない生活だ。

 

そうでないことを心から祈りたい。

 


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