レキシントンの片隅で

アメリカ、マサチューセッツ州レキシントンのはじっこに住んでいます。

宿題減量

新学期始まって2日目。

次男が宿題をもらって帰ってきた。

 

「3つのcomposeを書いていくねん」

「ふむふむ・・・」

「まずここを読まなあかんねん」

「ふむふむ・・・」

 

一生懸命何をしたらいいのか聞いてきたのだろう。

しかし、彼が要求されていることは

そこを読んで・・・の前に、

その上に書いてあることを読んで理解する必要があった。

 

「こっちは読んだん?」

「読んだ」

「意味わかるん?」

「わからん・・・」

 

 

「あかんやん!!」

 

私はすぐさま担任の先生にメールを書いた。

 

次男は4月に日本から来たばかりで

英語がよくわかっていません。

彼にはみんなと同じ宿題はできません。

私が手伝って宿題を完成させても、それは意味がありません。

彼の宿題を減らしてやってください。

次男は明日の朝、自分で先生にそれを言うつもりですが

伝わらなかった時のために、補助としてこのメールを書いています。

 

次男には、明日学校で先生に「できんかった」って言いなさいと言った。

 

先生からはすぐさま返事が来た。

ELLの先生と協力して、次男がどうやって学習を進めていくのかを

計画しようと思います。

他の教科の先生にも伝えています。

彼がハッピーな学校生活を送れるようサポートします。

 

とのことだった。

 

次の日にはチーム主任の先生からもメールが来た。

 

彼のことは了解しました。

チーム全体で彼をサポートしていくので

何かあったら私に連絡をください。

この数日で彼が非常に頑張り屋さんだということはわかっています。

今後の成長に期待しています。

 

というような内容。

「なんでこの2日で頑張り屋さんってわかるねん??」

「こっちの先生は大体そう言うねん」と長男。

 

果たして、次男が持って帰ってきた宿題は大幅に減量されていた。

というか、English、いわゆる国語だが、教材自体がみんなと違うということだった。

同じ教室でどうやってんねん??と思うけど。

 

「これは、みんなが中学生の教科書で、あんたはこぐまちゃんレベル(*)ってこと?」

「多分、そんな感じ・・」

 

もらってきた宿題はちょっと手伝う程度で完成できていた。

そもそも宿題は20分程度で終わるものを出しているということだったので

これでいいのだろう。

 


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特に「しろくまちゃんのほっとけーき」はイギリスの小学校で

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