レキシントンの片隅で

アメリカ、マサチューセッツ州レキシントンのはじっこに住んでいます。

献血に行こう

アパートに赤十字献血チームがやってくるとのことで

オフィスのスタッフもチラシを配ったり

メールでもお知らせが来たりしていた。

 

夫が以前MGHで献血をしたが、

その時には検査結果など何も送られてこなかった。

ただサンキューレターが届いたのみ。

 

日本では年に2回献血ルームに行っていた。

帰省先の献血ルームがすごくリラックスできてよかったからなんだけど。

 

だから、献血に対する抵抗は全然ない。

ただ、検査結果が来ないって、ちょっとお得感ないやん。

 

でも、昨日オフィスの兄さんに直接チラシをもらって

献血来てね!ってアピールされたので行ってみることにした。

調べてみると、赤十字献血では検査結果が来るみたいだし。

 

ネットで予約して、さっき行ってきたところ。

 

まず、予約して、確認メールも届いているのに

受付の人のリストに名前が入っていなかった。

なんじゃそりゃ??

一応受付メールを見せて、ID見せて

「これ読んどいて」とちょっと太めのプリントの束をもらった。

 

日本だと受付のあと、問診表に記入したりするもんだから

のんびり読んでいると

「読めた?」とおねえさん。

「これ全部読むの?」と聞いたら

「そうよ」

 

ひえー・・・

 

別のおねえさんが心配そうに

「わかる?」って聞いてきた。

そんなにわからないけど「わかる」って答えた。

 

そして、急いで読む!!

普通に「こういう人は献血しないでね」ってところは慎重に

でも「学生のための・・・」みたいなところは飛ばして。

 

読み進めていくと、日本でも絶対に聞かれる渡航先に関する質問がでてきた。

滞在時期、期間全部OKだった。

こういう薬飲んでる人はダメとかも大丈夫。

その後の項目も太字のところだけ読んで、大丈夫そうだなって思ったから

「読みました!」っておねえさんに伝えると

ちょっと仕切られた空間に連れていかれ、

もう一回IDの確認。

「性別は女性で入力するけど合ってるわね?」←こんなこと聞くねや。

「もちろん」

身長体重、住所、人種などなど。

舌の裏で体温を測って、脈をとった。

 

「ああ、あなた脈が低すぎるわ」

「は?」

「50以上必要だけど、あなたは46しかないの。今日は献血できないわ」

「はあ・・」

「何かエクササイズをする?」

「はい」

「多分それが原因ね。それとすっかりリラックスしていること」

 

いや、むしろあんなたくさん英語読まされて、どきどきですけど・・・。

 

「ここにはまた10月に来るし、この周辺でもあちこちやってるから、調べてまた来て」

「はい」

「今度はちょっと歩いてきたほうがいいわね」

 

いわゆるスポーツ心臓というやつだと言いたいのだろうが

そんな一生懸命スポーツしてへんし・・・。

確かに脈は低めやけど、50切ったことなんかないわ。

多分、おねえさん、カウントし忘れと思う。

 

また来てねと言われても、またあれを読むのかと思うとうんざりする。

そのプリントの束はもらえないのかと聞いたところ、ダメって言われた。

書き込みしちゃったんですけどって言ったら

破って捨てるから大丈夫よって。

捨てるんならちょうだいなー。

 

家に帰ってから、脈も測れる腕時計で測ってみたら

だいたい70、少なくても62とかだった。

やっぱり、カウントし忘れだって。

 

次回また脈が低かったら

「もう一回測ってみて」って言おう。

 

しかし、体重とか比重とかで献血できなかった話はよく聞くが

脈って・・・初めて。

日本でも見てんのかな?

そういえば血圧測らんかったな。

脈がOKだったら、その後に測るんだったのかな?

 

次回のお楽しみだ。

 


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家賃が高い

レキシントンにはお金持ちが多いらしい。

ここのアパートの家賃も猛烈に高い。

まだロンドンの田舎の方が、駅前でも安かった。

アメリカは総じて家賃が高いと思う。

 

以前アパートの庭で、ある子どものお誕生日会をやっていた時

そこに来ていたお母さん方と話したのだが

その中の一人の人が生活保護をもらっていると言っていた。

旦那さんがポスドクで、給料が低いからとのこと。

まだ春だったので、サマーキャンプの話題も出たのだが

うちは生活保護だから、そういうのは無料で行けると言っていた。

もちろん選べる範囲はあるんだろうけど。

 

私はそれを聞いて

どうしてお金がないのに、こんな家賃の高いところ住んでるんやろ?

って思った。だって、そこが一番節約できそうだから。

ていうか、自分の国に帰らない?ビザ出るの?

 

後で日本人の奥さんに聞いたのだが

集合住宅はある程度、そういう人を受け入れなきゃいけないみたいとのことだった。

だから、レキシントンでは集合住宅の建設に反対されるんだって言ってた。

一戸建てならそれなりにお金のある人が入ってくるが

集合住宅なら所得の低い人が必ず入ってくるかららしい。

お金持ちが多いとそういうことになるのかな?

ちなみに優遇を受けて入居している人は家賃が免除なのか、格安なのか

そこはわからないって言っていた。

 


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日本人医師のはずが 2

病院に着いたら、まず、どこに行けばいいのかわからなかった。

受付で聞いたら、何階に上がってってところはわかるけど

その後、どっちに曲がれとか、ぐちゃぐちゃ・・・

あー、英語わからんー。

私と子どもたちと総力戦でも無理だった。

 

とりあえず、言われた階に上がってうろうろした。

それっぽいガラスのドアを開けようとしたら、鍵がかかっていた。

鍵がかかってるって、そら、ちがうわ。。。

でも、中から人が出てきてくれた。

 

「〇〇ドクターのところに行きたいんです」と伝えると

嫌な顔せず、とても親切に教えてくれた。

病院は隣のビルだった。

 

言われた通り進んでいくと連絡通路があった。

そこを通っていったら、元のビルとは別の階になるので

話がよくわからなかったのだ。

 

受付で声をかけると、小児科は別のところだった。

なかなか着かない!

やっとたどり着いて受付で予防接種をしたい旨伝えた。

私の受け答えがよっぽどダメだったんだと思うけど

受付の人が電話をかけて

「英語ぜんぜんできへん人が来てるねんけど・・・」って言ってた。

 

ぜんぜんって・・・、それ、聞こえてるけど・・・

 

どうやら通訳を呼んでくれていたようだった。

予約の前にまず患者の情報を登録しないといけないのだが

それを通訳の人が電話越しに手伝ってくれた。

片言の日本語の人だったけど、ありがたかった。

予約も取れた。

やっぱり、電話でどうこうしようって無理だった。

直接来てよかった。

 

さて、予約は2週間後だったが、その当日。

まずは健康診断ということで、

おじさんナースが身長体重測ったり、視力検査したり・・・。

全部終わって待っているとドクターが来た。

日本人の顔だ。ほっとした。

 

「ハロー」と入ってきたので

「こんにちは!」と答えた。

ドクターは無言で電話を掛けた。

また通訳を呼ばれた・・・。なんでかな?

なんで日本語わからんふりしてんのかな?

 

またしても電話越しの通訳を介して問診。

その日の英語はわかりやすかったので

3回くらいしか通訳に質問しなかった。

 

問診が終わって、診察。

おなかを押してみたり、膝をカーンと叩いたり。。

いろいろやりながらドクターが話し出した。

「僕も2歳までは日本に住んでいたんだよ」

 

「へ?」

 

「その時は日本語を話していたらしいんだけど、もう全部忘れちゃったよ」

「日本語が話せたらいいなと思っているよ」

 

えーっと・・・。

「私はドクターが日本語を話すと思っていました」

私は教育委員会でもらったリストを出した。

 

それを見たドクターは

「おーのー!なんてことだ。」

「これはどこでもらったんだい?」

手紙のヘッダー部分を指さす私。

「あー、訂正しなきゃ。電話番号・・・載ってない!きみ、電話番号わかる?」

首を振る私。

「あー、仕方ない、あとで調べよう・・・教えてくれてありがとう」

 

その後、先ほどのおじさんナースが来て

無事に予防接種も打ってくれた。

注射器を縦に持つ、必殺仕事人打ちだった。

 

ドクターは日本人ではなかったけど

とても親切で楽しくいい人という印象だったので

このままでいいかなと思っている。

 

しかし、あのリスト。ええかげんやな。

でも、日本人が増えてきてるから

親切にもわざわざ載せてくれたんだろうな。

結果、確認不足だったけど。

 

今までドクターが知らなかったということは

うちが初めて騙されたってことかな?

ドクターは情報訂正できたかな?

 

次の健康診断で会ったら、聞いてみたい。

その時までに英語上手になるかな、私。

 


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日本人医師のはずが 1

アメリカに着いてから

子どもたちの学校のために

まずレキシントン教育委員会的なところに行った。

そこの人はみんな親切だった。

予防接種が足りないと教えてくれたのもここだった。

 

病院のリストをくれて

あなたたちは日本人だから、日本人医師の方がいいでしょう?と

日本人医師がいるところを教えてくれた。

リストには日本人ぽい名前のドクターが載っていて

(日本語を話す)と書かれていた。

 

ただ、予約が取れなかったらここに行きなさいと

予約不要のアージェントケアも教えてくれた。

 

家に帰ってから、もらったリストの番号に電話をかけてみた。

英語の自動応答だった。

すぐ切った。

 

いくらドクターが日本人でも

そこにたどり着くまでに英語の壁があるじゃん。

 

ということで、予約不要のアージェントケアに行ってみた。

ひとつめ、2つ受けたい予防接種のうち、ひとつがなかった。

ふたつめ、大人用はあるけど、子ども用はないと言われた。

しかも、ここは保険が利かないからと向かいにある病院を勧められた。

リストには載っていなかった。

でも、ここまできたんだからとその病院に行ってみた。

 

窓口で予防接種を受けたいと言うと

保険証は?って聞かれた。

 

何それ?知らんわ。

 

何もできずに帰った。

 

家に帰ってから、夫にその旨伝えると

ああ、そういえば・・・と保険証を出してきた。

もっと早う出しといてよ。

 

後日、もう、仕方ないと日本人ドクターの病院を尋ねた。

電話ではどうにもならないと思ったのだ。

 

→ 2へつづく

 


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早すぎた予防接種

さて、無事に病院の予約が取れたので

予防接種を受けにいった。

 

受付で名前を聞かれて、

座って待っててとのこと。

 

しばらくしたら、ナースがやってきた。

前は男の人だったけど、今日は女の人だった。

 

部屋に案内されて、座らされた。

ナースが次男に聞いた。

「こんにちは、あなた7年生になるの?」

 

あれ?

 

「6年生です」

「あら、じゃあどうして今日この予防接種を受けるの?」

 

「もしかして、私間違えましたか?早すぎる?」

「大丈夫よ。今日やっていって。」

 

よかった。。

 

そして、毎度の必殺仕事人打ちで注射された。

「強いわね!」とほめられ、ミッキーのばんそうこうを貼られた。

 

「あなた、もう7年生に行けるわね!じゃあね、バーイ」

 

今日来なくてもよかったやんか!と次男に責められながら帰った。

 

そういえば、1年に1度健康診断を受ける必要があるのだが

その時に次の健康診断までに必要な予防接種をやってくれるって言ってたなあ。

ドクターを信じていればよかったのだ。

学校から、予防接種忘れないでねとお手紙が来ていたから

よく確認せずに行ってしまったけど

ちゃんと注射出来てよかった。

 


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電話で病院の予約

次男が9月からミドルスクールに入る。

ここに来た時に足りない予防接種があったが

長男が一つ多かった。

 

それが頭にあったので

次男の予防接種も1つ足りないと思っていた。

 

病院に電話で予約だ。

ゆううつだが仕方ない。

静かな部屋で、電話を掛けた。

留守番電話だ。

電話番号を入れたら後でかけると言っているのはわかるが

メッセージの入れ方がわからない。

何もせず切った。。

 

前にミドルスクールの留守電の入れ方を教えてもらったメッセージを探してみる。

「メッセージ入れたら、米印」だった。

聴き取れないけど、何となく同じな気がしたので再チャレンジ。

 

その日は友達の家に遊びに行かせてもらう予定だったので

そのまま家を出た。

着いたところで、マナーモードにしていたせいで

病院からの電話に気づかなかった。

さっそくかけなおす。

 

電話はいつも心臓がどきどきする。

相手が出た。

「予約を取りたいんです」

「もしもし?」

「もしもし、予約取りたいんです」

「もしもし、あなたの言ってること聞こえないわ」

がちゃ。。

 

ほんま、落ち込むわ。

なんでそんないじわるやねん。。

でも周りがちょっとうるさかったかな?と思って

今度は車の中でかけてみた。

つながった。

予約も取れた。

しかも明日!早い!!

 

夜になって夫にそのことを言ったら

「ほんまに聞こえんかったんちゃう?」とのこと。

「それってよくあるで、回線の具合か知らんけど」

 

そうなん?

 

私の心がすさんでいたせいで

いじわるされたと思ってしまったけど

普通に聞こえなかっただけなんだな。

最近、根性曲がってきてたかもしれない。

だから、車もまっすぐ停められへんねん。。

 


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予防接種、渡米前

アメリカの学校は日本と比べて予防接種に厳しい。

だから、アメリカで学校に行くことが決まったなら

すぐに何の予防接種が必要かを調べて、計画したほうがいい。

州によるのか、学校によるのかわからないが

予防接種が足りなくて、学校に行けないという人もいる。

かと思えば、「これとこれが足りないから、早めにやってね」とだけ言われて

学校に入れてくれることもあるらしい。

 

うちの時は、アメリカ駐在が決まっても

しばらくぼーっとしていたので、きつきつのスケジュールで注射を打ってきた。

普通の病院では同時に何本も打ってくれたりしないけど

トラベルクリニックというところに行けば

同時接種で一度にたくさん打ってくれるので、スケジュールも短縮できる。

 

我が家も、トラベルクリニックに行った。

家からちょっと遠かったが、それ以外ではもう間に合わなかったので仕方ない。

必要な予防接種がわかるページをプリントしたものを先生に渡して

スケジュールを組んでもらった。

最後には予防接種の記録も作ってくれて、無事終了。

 

のはずだったが

いざ来てみると、B型肝炎が1回無効、長男のTdapが1回足りない。

あれー・・と思って、先生にも渡していた紙を見返したら

その理由となる文が、表の下の小さい字のところに書かれていた。

 

あちゃー・・・失敗。

表にマークもなかったから、下まで読んでなかったわー。。

 

中学校は予防接種が終わってから、面接に来てって言われて焦ったけど

近所の人に病院の予約をしてるって言ったら大丈夫だよと教えてもらって

そうしてみた。大丈夫だった。

 

でも、4月にはイースター休暇があったりして

結局なかなか学校には行けなかった。

 

予防接種、お気をつけあれ。

 


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